はさみは斜めにして切ったり、布を浮かせて切ったりしていると、裁ち線が曲がったり2枚の布がずれたりする原因になります。
台になっている平面に対してはさみを直角に立て、切る方向の真正面に裁ちます。
とにかく布を動かさないこと。左手で布をしっかり押さえ、はさみの下側を台にぴったりつけ、布が台から浮く分をできるだけ少なくして切ることが大切です。




直線を切るときに、はさみの刃を先端まで使って切ると切れ目が直線に続かず段ができてしまいます。
右図を参考にはさみの刃部分の使い方を覚えておきましょう。

 
刃は小刻みに動かさず、刃の中央を使って大きく動かします。  
刃の中程を使って滑らかに、そして小刻みに動かしながら切ります。  
刃先を使って慎重に。






 
使ったあとは、布・糸くず、手の油などの汚れを乾いた布でしっかりふきとり、ミシン油をつけておきます。小刃・内刃の部分は特に念入りに。

 
サビの原因になる湿気は、はさみの大敵。湿気の少ない場所に置き、長い間使わない時は、ときどき出して手入れしましょう。
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