![糸の通しやすい独自のダ円穴](images/hinsitu/text_itonotoshiyasui.gif)
「日本の針(和針)は丸穴」という昔からの概念を改革したダ円穴。ダ円穴によって、穴の両側を厚くして強度を持たせつつ、縦を長目にして面積を大きくしています。
ダ円の形と美しくなめらかな仕上げで糸がスムーズに通ります。また、上部に糸溝を設けることにより、運針する際の布抜けもスムーズです。
![](images/hinsitu/daenana.gif)
![糸あたりが柔らかい純金メッキ仕上げ](images/hinsitu/text_itoatariga.gif)
針穴(耳)の部分に純金メッキを施しました。これは、柔らかい金属という金の特徴を活かして糸のあたりをソフトにし、糸切れをしにくくするための工夫です。
また、金耳針(きんみみばり)は、このこだわりから名前をつけました。
![折れにくく曲がりにくい針軸](images/hinsitu/text_orenikuku.gif)
鋼(はがね)は「焼入れ」によって硬く、「焼戻し」によって柔らかくなります。素材の特性を十分に発揮する焼入れ、焼戻しを行うことにより針軸を強化。折れにくく、曲がりにくい、適正な硬度を実現しています。また、太さ0.56mm以下の細い針は、素材にピアノ線を使用し、硬くて弾力のある針になっています。
![布通りがなめらかなメッキと表面仕上げ静止メッキ](images/hinsitu/text_nunodooriga.gif)
![布通りのよい鋭く強い針先](images/hinsitu/text_nunodorino.gif)
ニッケルメッキ後、クロバー独自の先付研磨(先直し)で、針先から0.5mmくらいの所を円すい状に研削し、尖った針先を強化。また、針先から針軸へゆるやかな曲線にすることによって布通りのよい針先にしています。
![](images/hinsitu/harisaki.gif)
![針先直しによる研削部位](images/hinsitu/kensakubui.gif)