「絆」強くて美しい品質。 折れにくく曲がりにくい、さびにくくいつまでも縫いやすい。理想のぬい針を求めて、素材・製法にもこだわりました。

クロバーぬい針の特長は、針穴や針先だけではありません。
折れにくく曲がりにくい針軸にするための素材選びと厳格な焼入れ・焼戻し。
針先・針穴を傷めずに均一なメッキができるクロバー独自のメッキ方法。
いずれも面倒で手間のかかる製法ですが、クロバーは品質第一を考え、あえて難しい方法を選択し、取り組んでいます。

布通りがなめらかなメッキと表面仕上げ

針軸はサビに強いニッケルメッキ仕上げ。ていねいなメッキ方法で、針先・針穴を傷めず、1本の針に均一に付くメッキをしています。さらに表面を鏡面状に仕上げることによって、いつまでも布通りのよい針に仕上がっています。

クロバー独自のメッキ方法
メッキの違いがよい針をつくる条件です。
一般的には速くメッキができてコストの安いバレルメッキで、容器の中に針を入れてメッキ液の中で回転させる方法です。この手法では針先の折れや針穴の割れが発生しやすく、また、細い針先部分にメッキが多く付くため、メッキ後に先付(先直し)研磨をすることができません。クロバーは独自のメッキ方法によって、高品質の針をつくり出しています。
 

折れにくく曲がりにくい針軸

鋼(はがね)は「焼入れ」によって硬く、「焼戻し」によって柔らかくなります。素材の特性を十分に発揮する焼入れ、焼戻しを行うことにより針軸を強化。
折れにくく、曲がりにくい、適正な硬度を実現しています。
また、太さ0.56mm以下の細い針は、素材にピアノ線を使用し、硬くて弾力のある針になっています。

クロバーぬい針「絆」
すぐれた品質と選びやすいパッケージ
クロバーぬい針「絆(きずな)」

多くの人に愛されている金耳針(きんみみばり)の品質を受け継ぎ、さらに品質を高めたぬい針「絆」。用途に合わせて簡単に選べるように、適した布や針自体の形状が一目でわかるパッケージです。

「針供養」

約400年前の江戸時代から針供養が始まりました。
土地によって2月8日のところと12月8日にするところがありますが、その日は一日、針を持つのを休んで、日ごろお世話になった針に感謝しましょうという風習です。

針供養を行う神社やお寺もありますが、クロバーにも「針神淡島社」をお祀りしており、毎年12月8日に「針供養」で、全国各地の需要家から寄せられた折れ針を供養しております。

詳細はこちら

04:ぬい針「絆(きずな)」
技術モノがたりTOP