ご使用になる生地、使い方、ご自分の手の大きさや力によって違いがあるので、実際に使用しながら、ご自分に合った針を見つけてください。選ぶ時は、パッケージも目安にしてくださいね。
布地には「もめん」「がす」「つむぎ」「きぬ」などの種類があり、「がす」は、木綿糸の表面をガスの炎で焼いて滑らかにした「ガス糸」を使った光沢のある織物のことです。また、針には「ぬう」以外に「えりをしめる(衿をくける)」「くける(ぬい目が表に出ないようにするぬい方)」などの用途があり、布と用途がくっついて名前になったのが「がすくけ」や「きぬえりしめ」といった針です。
「三ノ三」「四ノ三」のように数字のつく針は、しるし針といい、仕立て屋が使う針として太さ・長さがくるわないよう決められていました。太さの数字は、現在では「三」と「四」のみ使われていて、「三」は「三番目に太い針=木綿針」、「四」は「四番目に太い針=絹針」を示します。長さは「一」は「一寸一分」、「二」は「一寸二分」のように、一寸(30.3㎜)から一分(3.03㎜)ずつ長くなります。「三ノ二」ならば、木綿針の一寸二分(約36.4㎜)の針のことです。
もともとは、和裁用の針を和針、洋裁用の針を洋針と呼んでいました。和裁は運針をするため曲がらず硬い針が好まれ、海外では折れると危ないので軟らかい(曲がる)針が好まれました。ぬい針「絆」には和針と洋針の両方の規格の針がラインナップされていますが、どちらも折れにくく曲がりにくい針軸です。
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